2023年12月31日・代々木大会で行われた「三冠ヘビー級選手権試合」チャンピオンの中嶋勝彦が宮原健斗に勝利し、初防衛に成功した。
そして、中嶋勝彦が入場するときに「新間寿氏」を連れてきた。
https://twitter.com/alljapan_pw/status/1741375745954631749
新間寿氏についてあれこれ語りたいところだが、
私が言いたいことはただ1つ・・・
中嶋勝彦の完全勝利
中嶋勝彦は、プロレスリング・ノアを「電撃退団」した。
そして、この電撃退団について、丸藤尚道、杉浦貴などから「否定的」な意見があった。
でも、この勝利で中嶋勝彦は「完全勝利」と言っていいと思う。
それは、全日本プロレス乗っ取りに成功したと共に「これ」を手に入れたからだ。
カリスマ性
つまり、全日本プロレス=中嶋勝彦だけでなく、例え、中嶋勝彦本人が誰に挑戦表明しようとも、そこに「弱さ」はなく、そして「何かやってくれる」という称号と共に「信者」を巻き込む力を手に入れたのである。
金髪の坊主。
新間寿氏に了承を得ての「闘魂スタイル」。
そして、宮原健斗に勝利し「3冠王者」防衛。
きっと、全日本プロレスの上層部は宮原健斗を先頭に据えて運営してきたが、限界を感じ、中嶋勝彦を「引き抜いた」と考えるのが筋だろうと思う。
その「引き抜き」の条件として、「3冠王者」と宮原健斗と防衛戦をやって「勝利」、「闘魂スタイル」とここまでが引き抜き条件。
全日本プロレスを中嶋勝彦「色」に染め上げる。
これが、プランであり、中嶋勝彦がプロレスリング・ノアを「電撃退団」するに至った経緯だと思う。
最後に
「エル・デスペラード」は中嶋勝彦のスタイルについてごちゃごちゃ言っているようだ。
私の中で、エル・デスペラードという選手は、自分の価値を上げようとしているレスラーにしか見えない。
逆に、中嶋勝彦はノアを退団し、プロレス界全体を盛り上げようとしているように感じる。
この差は、考え方一つであり、見る人それぞれの考え方で変わると思うが、中嶋勝彦「闘魂スタイル」は一見「意味不明」に見えて、何を考えているのか?分からないと思うが、何を考えているか分からないところに「カリスマ性」があるのである。
我々、凡人に分かるわけなどなく、中嶋勝彦本人が「地形を変える」と言っていることから、この「闘魂スタイル」でのモデルチェンジは「地形を動かす」ことになるだろう。
例をあげれば、内藤哲也や高橋ヒロム。
この2人もモデルチェンジしたときに、何をしようとしているのか?分からなかった。
その結果、「カリスマ性」を手に入れ、信者を集めるようになった。
このルートと仕掛け方。
中途半端では成り立たない。
それが、中嶋勝彦主導なのか?全日本プロレス上層部主導なのか?分からないが、「思い切った」ことをやらなければ大きく「地形を変える」ことなど不可能なのである。
https://twitter.com/alljapan_pw/status/1741455956452807046
追伸:各プロレス団体の動員数。
■2023年12月各団体動員数
1位 新日本:12289人
2位 ドラゲー:10226人
3位 スターダム:7112人
4位 全日本:5899人
5位 ノア:3231人
6位 DDT:2243人
7位 GLEAT:1993人
8位 東京女子:1983人
9位 大日本:1818人
10位 フリーダムズ:1304人
11位 アイスリボン:854人
12位 WAVE:818人
13位 ZERO1:695人
14位 ガンプロ:694人
■2023年1月〜12月各団体動員数
1位 新日本:276252人
2位 スターダム:98333人
3位 ノア:97182人
4位 ドラゲー:90065人
5位 全日本:56556人
6位 DDT:41595人
7位 大日本:26184人
8位 東京女子:25747人
9位 GLEAT:15550人
10位 フリーダムズ:12463人
11位 ZERO1:10252人
12位 WAVE:7996人
13位 アイスリボン:7542人
14位 ガンプロ:5745人
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