2018年3月6日・大田区総合体育館で「旗揚げ記念日」が行われるわけだが、この大会のメインを占めるのは現IWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカ。
オカダ・カズチカと言えば・・・新日本プロレスの看板レスラーであることはファン中で当たり前の認識だが、ごく一部のファンの中では、こんなことが囁かれています。
- いつまでオカダ・カズチカを「推す」の???
- いつになったら「ブレイク」するのか???
- いつになったら「金の雨」を降らせてくれるの???
今回の記事は、会社から推されているオカダ・カズチカが思いの他「ブレイクし切れない」現実を「数字」で紹介したいと思います。
・・・ただ、これだけは言わせてください。
私個人的には、オカダ・カズチカのことは嫌いではありません。
むしろ、好きな方です。
でも・・・
では、始めます。
まず、使用したツールが「グーグルトレンド」と呼ばれるもの。
その中で、比較させていただいた選手が5人。
- 青・・・内藤哲也
- 赤・・・棚橋弘至
- 黄色・・ケニー・オメガ
- 緑・・・高橋ヒロム
- 紫・・・オカダ・カズチカ
直近、1か月の「ウェブ検索」の結果、このような結果になりました。
画像だと分かりにくい部分があるかと思いますが「赤枠の部分」を見てください。
「青の内藤哲也」に比べて「紫のオカダ・カズチカ」。
ましてや、「赤の棚橋弘至」、「黄色のケニー・オメガ」、「緑の高橋ヒロム」よりウェブ検索が劣っているのです。
つまり、オカダ・カズチカについて世間様は他の4人より検索・リサーチしていないということになります。
もっと、厳しく言うならば、他の4人より興味がないからウェブ検索しないとなるわけです。それでも、会社はオカダ・カズチカを推す・・・
では、次のデータ。
これは、YouTube検索の直近1か月データになります。
ランキング的には・・・
- 第1位:青・・・内藤哲也
- 第2位:黄色・・ケニー・オメガ
- 第3位:赤・・・棚橋弘至
- 第4位:緑・・・高橋ヒロム
- 第5位:紫・・・オカダ・カズチカ
最近、新日本プロレスワールドでは、英語実況やバックステージコメントを英語表記した動画が公開されています。その辺から、内藤哲也の検索数が「さらに」伸びてきています。つまり、外国人の方々にも内藤哲也のコメントが「おもしろい!」となっている。
そして、ここでもオカダ・カズチカのYouTube動画検索数が4人よりはるかに劣っている・・・
これでも会社は・・・
更に、こんなデータも掲載します。
高橋ヒロムを消して、WWEでも大活躍中の「中邑真輔」を足すと・・・
【ウェブ検索】ランキング的には・・・
- 第1位:緑・・・中邑真輔
- 第2位:青・・・内藤哲也
- 第3位:赤・・・棚橋弘至
- 第4位:黄色・・ケニー・オメガ
- 第5位:紫・・・オカダ・カズチカ
単純に棒グラフを見ただけでは、中邑真輔がそれほどウェブ検索されているようなイメージはないですね。中邑真輔の入場シーンがYouTube動画再生回数「1,300万回」を超えていることから「凄い!」という感じになっていますが、ウェブによる検索は、内藤哲也や棚橋弘至をそれほど大差はない・・・
・・・となれば、
日本で活躍することでもWWEのファン層を新日本プロレスに取り込めるとなりますね。
勿論、中邑真輔きっかけにより、新日本プロレスを見て内藤哲也の存在を知った人もいると思うし、クリス・ジェリコの存在も大きいかと思いますが、ただ、この記事で私が言いたいことは、オカダ・カズチカの人気・存在についてです。
決して、悪気なんかありません。
でも、現実問題、世間様から興味を抱いてもらい、尚且つ「検索」という手順を踏んでもらわないことには熱狂的ファンになってもらえず金の雨は降らないのです。
結局、検索結果からしても、今の新日本プロレスを支えているのは、オカダ・カズチカではなく、内藤哲也、棚橋弘至、ケニー・オメガ、高橋ヒロムとなる。
まぁ、オカダ・カズチカがIWGPヘビー級ベルトを持っていることで、4人のレスラーは自由な振る舞いが出来るのかもしれませんし、ベルトを剥がした人間こそが「次のスター」となるのは功績です。
もっとも、怖いのは、内藤哲也が言う通り、「ベルトを持たないオカダは本当に輝けるのか?」の部分。
・・・おそらく、ベルトがなければどんどん人気低迷していくでしょう。
ただ、現時点の話・・・
SANADAは2月10日の前にインタビューで言っていました。
「自分がいなくたってプロレス界って成り立っていく。でも、それがイヤだ。SANADAがいてよかったと言われるようになりたい」
このSANADAの言葉にオカダ・カズチカを当てはめると、「オカダがいてよかった」
となるので、例え、会社から推されてブレイクしきれなくともオカダの存在があるから内藤哲也、ケニー・オメガ、高橋ヒロムは輝けるのかもしれない。
最後に。
2018年1月4日・東京ドーム大会が終わってから、2か月が過ぎようとしています。
今となって、なぜ、内藤哲也は東京ドーム大会で勝たせてもらえなかったのか?という理由がこのデータを見ると分かってきました。
完全なる持論となりますが・・・
内藤哲也は東京ドーム大会で負けました。でも、負けても人気の上昇は「今でも」止まりません。むしろ、うなぎ上りの上昇をし続けています。もし、内藤哲也が勝っていたらもっと人気大爆発していたでしょう。一方、オカダ・カズチカが負ければ、勝っても人気低迷の現実を考えれば、負けたらもっと低迷・・・
イイですか?
このデータを会社が知らないわけがない。
つまり、オカダ・カズチカが負けることで「さらに」人気低迷を露骨に魅せることを避けたのかもしれません。
だって、ここまで大金を注ぎ込んでプッシュしてきたのですから・・・
新日が“至宝”オカダ流出阻止へ2億円プロジェクト
【新日】オカダ・カズチカ&ミラ・ジョボビッチCM共演 2億円プロジェクト始動
ただ、ベルトを剥がされた瞬間が本当に怖い。人気低迷を世間様に魅せないようにするための方法として、はたして会社はどのような戦略で立ち向かうのか?
今現在は、EVIL&SANADA、ゴールデン・ラヴァーズなどタッグ組が盛り上がっている現実を考えれば、ジェイ・ホワイトとオカダ・カズチカを組ませて「ぼかす」方法も存在します。
ベルトなし!のオカダ・カズチカ単体は危険!!!と警告しておきます。
PS
最後の、最後になりますが・・・
内藤哲也の「今後」の人気上昇について述べさせて頂きます。
先ほども言いましたが、最近、新日本プロレスワールドでは、英語実況やバックステージコメントを英語表記した動画が公開されています。
この英語表記をしたことで、どんどん内藤哲也の人気は加速して行くでしょう。今までは、日本での人気が大きな比重を占めていましたが、これからは「世界の内藤哲也」になりつつある・・・いや、現実問題、検索データから見た数字はうなぎ上り。
これから先、どんどんバックステージコメントが英語表記される現実を考えれば、勢いは止まらないし・・・でも、実はまだ、まだ、「伸びしろ」はあると思っています。
それは何か?
そう、過去動画の英語表記。
内藤哲也と言えば・・・2016年4月10日・両国国技館でのIWGPヘビー級ベルト初戴冠が忘れられない出来事。そして、この日を境に大ブレークしたと言ってもおかしくはない。
今現在、公式から公開されている2016年4月10日のYouTube動画・・・「50万回」を突破しました。私は昨年からこのYouTube動画に注目していますが、会社が英語表記するようになってからこの動画の再生回数がうなぎ上り。
つまり、内藤哲也と言う存在を知り、この初戴冠にたどり着いている人が多いのです。だから、この試合動画に英語表記をすれば益々ファンは増えていく。
だって、試合内容、試合結果の他に、野上アナウンサーの「内藤哲也入場の口上」が鳥肌ものですからね。
特に、内藤哲也がリングインする前の口上・・・
「主役になる!」と言わなくなった今、「主役になってほしい!」と願う声が聞こえてきます。
夢を語らなくなった内藤に、ファンが夢を見始めている。
・・・この部分。
これを英語表記してくれれば外国のファンも涙ものですよ・・・
今回の記事、非常に興味深いものだったのでコメントさせて頂きます。
数値によるオカダ不人気…確かに実証されている通りだと思います。
頂点に君臨していながら数値が伴わないのは、やはりオカダ長期政権のマンネリ化にあると思います。
先日SANADAに勝利しV10を達成しても話題になったのはむしろ負けたSANADAの方で、オカダ本人には注目が集まらない現状を鑑みるに、オカダはどの挑戦者にも同じアクションしか取れない、どの挑戦者にも同じフィニッシュまでの一連の流れしか作れない不器用さがファンに飽きられている様に感じました。
オカダが技を繰り出す度に会場からため息が聞こえたのがその証拠かと思います。
何よりオカダ本人が自らを取り巻く現状を正しく理解していて、イッテンヨン東京ドーム大会の内藤戦に向けた前哨戦でも何か焦っている様に感じましたし、バックステージのコメントでも本人から同様の言葉が発せられたと記憶しています。
しかしながら、オカダにはルックスの良さによるプ女子からの支持と、先日の熱愛報道によるアニメファン、ひいては声優ファンからの注目もあります(笑)
Twitterのフォロワー数で女性声優ナンバーワンの、実に100万人を超えるフォロワーがいる彼女、三森すずこの力も借りて注目を集めようとするのも一興ですが、オカダには自己プロデュース能力をもっと身に付けて貰いたいものです。
長文失礼しました。
オカダの課題については本人も重々承知しているだろうし、憎たらしいほど強いというヒール色も最近は強めてますが、とにかく足枷になってるのはケイオスという中途半端なチームではないでしょうか?
ヒールでもベビーでもない仲良し集団。まぁ、この路線で人気になった経緯があるから矢野を責める気はありませんが、オカダ個人よりユニットカラーを一旦リセットした方が良いと思いますよね。ジェイだってケイオスで浮いてるようにしか見えないからスティング路線で行った方が良いと感じてしまいます。
一番堅いのは、やっぱり初期のヒール路線でしょうけど、いまや外道さんが邪魔になってきてしまってるのは皮肉なものです。
鯉の甘露煮様
コメントありがとうございます。
>>>オカダが技を繰り出す度に会場からため息
私も新日本プロレスワールドでの観戦でしたが「ため息」はすごく気になりました。私自身も会場のお客様と同じ気持ちだったので・・・
>>>オカダにはルックスの良さによるプ女子からの支持と、先日の熱愛報道によるアニメファン、ひいては声優ファンからの注目もあります(笑)
まさしく、その通りですね。身長は高いしイケメンだし・・・ただ、プロレスファンとしてはやはり「自己プロデュース能力」に目が言ってしまいますよね 汗
勿論、オカダはチャンピオンとしての器もあるけど、チャンピオンではないレスラーの方が試合が楽しみってなんかおかしいんですよね www
しいたけ様
コメントありがとうございます。
>>>とにかく足枷になってるのはケイオスという中途半端なチームではないでしょうか?
私もそう感じます。
オカダ・カズチカの近々の発言で「負けるところが見たいんだろう」とか、SHO&YOHとのインタビュー記事でも、やたらと「ケイオスで良かったのか?」と聞き返す部分が多かった。
つまり、自信がないんだと思うし、自覚があるという証拠なんですよね。
何となく気づいていたけど、こうして数字に表されてしまうと生々しいですね(笑)
1.4で衝撃の内藤選手敗北を、こちらのブログでどう書いてくださるのかと思ったら、案外あっさりされていたので拍子抜けした覚えがあります。まさかこんな爆弾を用意していたとは…
ドームで内藤選手を負けさせた、いえオカダ選手を負けさせなかった理由は全く同感です。
個人的な深読みとしては、WTL愛知大会で1.4勝敗は決まったと思いました。内藤選手の声が聞こえない位の大デハポン合唱のあった大会です。内藤選手の人気は圧倒的でした。その後、内藤選手は覇気がなくなりオカダ選手がコブラクラッチを出し始めたり…人気があり過ぎるためにベルトを取れなかったとは皮肉ですね。
新日本プロレスさんはもっとオカダ選手の力を信じていいと思います。とてもいいレスラーなのでベルトがなくても輝けるよう努力ができるとってもいいレスラーですよ。
長々と失礼しました。
ブログ主様
初めてコメントさせていただきます。「yukitaka」と申します。記事を興味深く拝読させていただきました。
オカダ選手が嫌いではないと言いつつも内容やブログ構成から「LIJ>>>>オカダ」ということはよくわかりました(;^_^A
結論から言うと、オカダ選手は新日から欠けてはならない1ピースです。
記事にもありましたがオカダ選手が居なくて、内藤選手やケニーが中心で今の新日の隆盛があったかと疑問です。
ーーー
ネット上でよく見る内藤選手のコメントに便乗した「オカダ選手はベルトがないと輝けない」。
これって結局、ただの僻みではないでしょうか。(特にLIJファン)
自分が応援する選手が負ければ、会社を批判。勝てば選手を大称賛するだけで、会社を褒めることはしない。。気持ち悪いくらい偏っているように感じます。
話が逸れましたね。。
オカダ選手は2012年にレインメーカーとして凱旋して以来、IWGPベルトを保持していない期間はありましたが、棚橋選手やAJとのライバル関係で、興味を抱かせる話題を提供してきました。
内藤選手やケニーが輝けるのは、棚橋選手が新日を支え、オカダ選手が火を点けたからです。これまでの功績があるからこそ、会社は大事に扱う(アンチの言い方だと「ゴリ押し」)のです。
正直この2人がいなければ、内藤選手にこれほど熱狂し、LIJが誕生することはなかったでしょう。
自分の好きな選手・ユニットに盲目になっているが故に、他の優遇されてる(と思われる)選手を口汚く批判する制御不能なファンが多いのが目立ちますね。。
その批判を都合のいいように強引に正当化するのもLIJファンのやり口ですが・・おっと口が過ぎました。
ーーー
他のコメにもある「ケイオスは中途半端」ですが、そもそもCHAOSの成り立ちをご存知でしょうか?
ヒールもベビーも関係ない混沌とした(まさにケイオス)ユニットととして生まれたのです。
だから中途半端といいますか、そのコンセプト通りと言えます。
オカダ選手のように中心に立つ選手が居れば、矢野選手のようにコミカルなキャラ、石井選手のように男臭いのが居て、イマイチ殻を破れない選手も、と多種多様で面白いユニットだと思いますがね~。
>>勿論、オカダはチャンピオンとしての器もあるけど、チャンピオンではないレスラーの方が試合が楽しみってなんかおかしいんですよね www
→ということはイッテンヨンで「ケニー×ジェリコ」のほうが世界的に関心が高かったので、ベルトのない内藤選手もまだまだってことですね。