日、「ベストオブスーパージュニア25」2018年5月22日:東京・後楽園ホールのメインイベントで闘う「高橋ヒロム vs エル・デスペラード」。

高橋ヒロムはこの試合でエル・デスペラードのマスク剥ぎを宣言している。

ヒロム「ふざけやがって!デスペラードどこ行きやがった? おもしれぇじゃねぇか!アイツに3敗目だ。直接とられたの3回目だ。ゆるさねぇぞ!デスペラード、最終決着戦だ。テメェのマスク、無事に済むと思うなよ。切り裂いてやる!ハハハ!ハハハは!」

引用記事:新日本プロレス公式

そして、エル・デスペラードもツイッターで応戦。

ああそうか、おれの頭の中で流れ続けた「皆殺しのメロディ 」
切り裂きジャックはお前だったのか。やれるものならやってみろ!

・・・でも気をつけろ!

俺は逃げも隠れもするし嘘もつくぞ。

・・・さらに高橋ヒロムはエル・デスペラードについてこのように宣言した。

エルデスペラード、お前が誰か知っている『大嫌い』

ただ、私的に注目してほしいのは、エル・デスペラードの正体は誰なのか?ではなく、高橋ヒロムがエル・デスペラードとのストーリーを「去年のベスト・オブ・スーパージュニア24」から続けているところだ。

・・・「K」の発言から考えれば1年くらいストーリーなのです。

そして、このストーリーを完結に「しっかりと」結び付けている点が高橋ヒロムの凄いところであり、注目点でもある。

イイですか?

敢えて誰?とは言いませんが、感情任せでその場を勢いだけのコメントを残す選手が存在しますよね?

最後に完結するわけでもなく、ただただ、イイっぱなし・・・

・・・正直、これでは感情移入は出来ません!

ファンも楽しむことは不可能なのです。

内藤哲也は言いました。

プロレスにとって「想像」することは最高の至福のとき・・・

つまり、「想像」することで「しっかり」とした答えがあれば自分の予想が当たった瞬間「至福」を得られる。でも、逆に、答えがなければ「想像」は時間の無駄・・・とまでは言いませんが、「想像」しようとするファンは少なくなるのです。

・・・例えば、2016年のワールドタッグリーグのとき。

内藤哲也のタッグパートナーは「X」でしたね?

この時、パートナーが誰なのか?ファンは想像しました。その時間について内藤哲也はこのように語りました。

俺の用意した“パレハ”X、皆様、『あの人じゃないか!?』『この人じゃないか!?』って楽しんだでしょ? この時間を提供したのはいったい誰か?

引用記事:新日本プロレス公式

・・・ちょっと、話は脱線しますが、「リボ~ン」の言い方でプチブレイク中のボーンソルジャー・石森太二。

決めセリフを作ってきたことを考えればしっかりと新日本プロレスを研究してきたことが伺える。

しかし、この決めセリフ「ブーム」も一時であり、そう長くは続かないだろう。

そう考えれば、同ブロックにいる「ACH(元パートナー)」と「金丸義信(ノア)」にしっかりとした因縁を付けファンに想像させることが出来なければ人気を得ることは不可能。

その辺、バレットクラブの日本人としてやってのけたら一流なのだが・・・