No.1になったEVIL。
しかし、
オンリーワンになることが出来なかったEVIL。
EVILの闘い方を見ているとロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンにいた頃と何も変わらないという人がいる。
もちろん、私自身も今のEVILを見ていてそう感じずにはいられない。
でも、変わろうと思って変われるならみんな成功者になれるだろう。
EVILは内藤哲也の「最初のパレハ」として登場した。
その後、BUSHI、SANADA、ヒロム、鷹木とどんどん仲間が増えていく様を目の前で見ていた。
結果、人気爆発。
そして、内藤哲也がやることなすことすべて輝いて見えた。
つまり、EVILの中には内藤哲也という血が流れている。もう既にそれは成功体験としてしっかりと熟成され血管の中に染みついているといえよう。
それを拭い去ろうと思っても無理。
削り落とそうとしても無理。
嫌がっても嫌がっても消えることはない過去。
であるならば、EVILは背負って生きていかなくてはいけない。
今現在、EVILのそばにはディック東郷というパレハが存在する。
おそらく、いろいろなアドバイスをEVILは受けているだろう。しかし、必ずEVILの中に「違和感」が生じる。
その違和感とは・・・
迷い
である。
つまり、本当にディック東郷から聞いたことをやったら成功できるのか?と。
EVILの思考とケンカし始めるのです。
イイですか?
EVILの中に内藤哲也の血が流れている。その血は「成功」という二文字。内藤哲也のように・・・いや、内藤哲也のマネをすれば成功できると言う「確信」がそこには存在する。
その中で、EVILはディック東郷のアドバイスを受けないといけない。この心境と言いましょうか?この複雑な感情。すべて「ノー」と叩きつけられないしんどさ。
本当に辛い立場であることは間違いない。
でも、EVILは答えを見つけていかなければならない。
迷いを払拭していかなければならない。
どうするか?
そう、
伝え、教えていく。
教えるレスラーが成功すれば「迷い」がなくなる。
内藤哲也それで地位を盤石のモノにした。
でも・・・
ディック東郷に教えることは無理。
なぜなら、もう既に完成されたレスラーだから。
であるならば、ヤングライオン的な選手を見つけなければならない。
でも、それを会社が許してくれるかは別問題。
今回、内藤哲也とバチバチやってきたが、答えは内藤哲也がすべていろいろな媒体で話してくれましたね。
本当は、内藤哲也の疑問に対してすべて答えていけばよかったのですが、どこにでもいるレスラーのように返り討ちにしてやる、虫唾が走るといった言葉で片づけてしまった。
ハッキリ言って汚点。
かわいそうだけどそれがすべて。
でも、私自身はその答えをディック東郷がアドバイスしたと思っている。いや、ディック東郷がパレハだからEVILの優しさが勝った結果だと思う。
ディック東郷がその感覚で生きてこれた成功体験があったから。
それを「ノー」と言えなかったEVIL。
自分自身に勝つことが出来なかったEVIL。
かわいそうであるが、本当は「バチバチ」ディック東郷と喧嘩でもして「ノー」というべきだったと思う。
でも、言えなかった・・・
これから始まるEVILのレスラー人生。
内藤哲也にアドバイスをもらうのが賢明だし、内藤哲也からアドバイスを頂いているってことを会社からバレないようにすればEVILの価値は上がっていくだろう。
社内で評価が上がればヤングライオン的な選手をEVILの元につけてくれるかもしれない。
それが、迷いを払拭できる方法であるならば、まずは・・・
会社を騙せよ!
いい意味で騙せばまだまだこれからだよEVILは・・・。
最後に
内藤哲也側から見た視点を少し話すと・・・
内藤哲也は心底EVILに成功してほしいと願っている。
そのための手段やアドバイスなら「いくらでも」教えてくれるのが内藤哲也の性格。
EVIL的には聞くことに恥ずかしさもあり、プライドも邪魔するかもしれないが、それでも「素直」になり内藤哲也にアドバイスを求めるのが近道でもあるし、成功までの道のり。
簡単ではないだろう。
素直になることなんて・・・
でも、内藤哲也のような成功者になるためには、成功者から学べるところは学び、そして素直にアドバイスを受ける方がいい。
ガンバレEVIL。
期待しているけど・・・
そう簡単ではない。