現世界ヘビー級王者のSANADA。
2024年1月4日・東京ドーム大会では、内藤哲也とメインで防衛戦が決まっています。
そんな中、SANADAのマイクが「価値下げ」した理由を書きます。
SANADAの価値がダダ下がりした理由
SANADAは、2016年4月10日・両国国技館大会のIWGPヘビー級選手権試合「オカダ・カズチカ vs 内藤哲也」戦のときに「乱入」という形でロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンに加入しました。
そして、2023年3月17日・後楽園ホール大会で脱退、Just 5 Guys入り。
その時のマイクがこちら。
■SANADAのマイクアピール
「オレはもう、ロス・インゴにいても、何も新しいものが生まれないから、今日をもってロス・インゴ、辞めます(場内騒然。そしてSANADAコールが発生)。これからはこの5人で、トップを目指していきます(場内拍手)。(ロス・インゴに対し)もうオマエらに用はないんだよ、帰ってくれよ(場内どよめき)」
このマイクに対して、即座にこう思いました。
用はない???
はぁ!!!!!!!!!!
その後、高橋ヒロムがバックステージで我々ファンの代弁をしてくれましたね。
ヒロム「確かにさぁ、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンは個々の集まりだと思ってるよ。だからやめようが、何をしようが俺は自由だと思ってる。でもさぁ……最後のひと言いらねぇだろSANADA!」
私的にこの「用はない」というマイクがSANADAの価値を下げた「決定打」になったのだと思います。
もし、あの時のマイクで、内藤哲也、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンで一緒に戦ってきたことに「感謝」「学ぶことがたくさんあった」的なコメントを残していたらファンの気持ちは持っていかれたと思います。
たった一言で変わる・・・
たった1回のマイクで変わる・・・
それがプロレス。
で、
なぜ、こんな記事を書いたのか?というと、Just 5 Guysに加入しても結局立ち位置がロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのときと「何も変わらない」ということなんです。
むしろ、チャンピオンなのにこの影の「薄さ」は、致命的でもあると思います。
結局、「鈴木みのる」の後ろに隠れて価値を上げていたタイチ。
Just 5 Guysのリーダーは「鈴木みのる」の後ろに隠れていたタイチ。
後ろに隠れていたタイチの「さらに」後ろに隠れるSANADAという結果。
きっと、ファンはそう思っていると思うし、
それを挽回することは無理なような気がします。
それだけ、今のSANADAは「失敗」したとしか言いようがない。
キャラとして・・・
ある意味、全日本プロレス退団時と一緒の空気感。
ちなみに・・・
鈴木みのるとエル・デスペラード。
本隊に移動。
この2人は「出世」したと言えると思います。
SANADAに関して言えば、「降格」と言えるでしょう。
では、ありがとうございました。
最後に
今のSANADAが価値を「挽回」するために必要なことは、
予想を遥かに超える説得力のある行動力でありコメント。
それは、何か?
引退
プロレス「引退」をかけた内藤哲也との戦い。
それしかないでしょう。
もし、「引退」をかけた試合ならファンも感情は動くだろうし
内藤哲也の感情も少しばかり変化を起こすかもしれない。
それだけ、今の状況は「ギリギリ」ということ。
・・・SANADAに「これ」を思い出してほしい。
かつての内藤哲也はファンに媚びを売り
ブーイングまで投げかけられた立場。
あの時の内藤哲也は何をやっても無理だった。
きっと、あの時の内藤哲也の感情は、
その「真逆」の感情でプロレスをやっていたのです。
今のSANADAもそれに近いと思います。
新必殺技「デッドフォール」を考え、
武藤敬司の必殺技「シャイニング・ウィザード」を使う。
また、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン時代にファンから「感情を表に出せばいい」と思われていて、今現在、「雄たけび」という感情を表に出してプロレスをしている。
ある意味、
ファンが望んでい「た」行動はすべて起こしている状態。
なのに、価値は「ダダ下がり」という悪循環。
SANADA本人の頭は「???」なんでしょう。
でも、すべて結果なんです。
すべて「タイミング」なんです。
ファンがプロレスラーに何かしらの感情を抱いてから「行動」しても遅いのです。
それが、かつての内藤哲也でした。
そして、今のSANADA。
だから・・・
ファンの気持ちの「一歩先」の戦略が必要。
それが「引退」をかけた内藤哲也との戦い。
SANADAはこの案を一度考えてみてはいかがでしょうか?