2018年5月22日:東京・後楽園ホール大会にシリーズ「ベスト・オブ・スーパージュニア25」初めて参戦した内藤哲也。

試合終了後、会場は暗転・・・

そして、クリス・ジェリコのメッセージ映像が流された・・・

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ここで、内藤哲也節のマイクが炸裂・・・

「暗転するもんだからさ、てっきり襲撃に来るのかと思ったぜ」と語り、場内の笑いを誘う。

続けて「まあ、彼もオクパード、忙しいんだろうね。まあでも、こんなちっぽけなメッセージを送ってくるほうも送ってくるほうだけど、流すほうも流すほうなんじゃないの? だって、いまはジュニアの祭典、『BEST OF THE SUPER Jr.』の真っ只中だぜ?(場内・拍手&歓声)。クリス・ジェリコ、そしてこのVTRを流した新日本プロレス、こんなときこそまさに、トランキーロ! あっせんなよ! カプロン!」

引用記事:新日本プロレス公式

そして、BUSHIに勝利のポーズを促し、労をねぎらうようにロープを開け、セコンドのように観客をガードしながら花道をあとにした。

さらに、試合後のコメントでは・・・

内藤「まあ、噛んでしまいましたが、リング上で言った通りだよ。今、『BEST OF THE SUPER Jr.』真っ只中ですよ? まあ確かに大阪城ホールの煽りも大事かもしれない。でも、今一番大事なことはリング上で命を懸けているジュニアの戦士たちなんじゃないの? なんかもうちょっと『BEST OF THE SUPER Jr.』なんだからジュニアの戦士にスポットを当てようよ。新日本が変えないで誰が変えるの? クリス・ジェリコがアピールしたいのはわかるよ? でも、それを良しとする新日本プロレスの姿勢がね。まあ一つ今日のメッセージを聞いて安心したことは、彼がインターコンチネンタル王座にちょっとでも興味があるっていうことかな? だって、1月5日、襲撃に来た時に俺前日、東京ドームでオカダに敗れているからね。IWGPヘビー級王座を取り損ねた俺を彼は襲撃してきたんだよ。ケニー・オメガへのリベンジではなく、チャンピオンのオカダ・カズチカにいくわけでもなく、丸腰の俺に来たんだよ。それぐらい彼の目に俺は輝いて見えたんでしょう。なので、一番の目的は内藤哲也なんだろう。タイトルマッチにする必要ないじゃんって思ってたけどね、彼の口からインターコンチネンタル王座がなんちゃらかんちゃらって出てきたんでね。タイトルマッチにする意味、タイトルマッチとして行なう意味があるんだなと。彼に意思がないなら別にやる必要はないと思っていたよ。だって、俺も意思がないのに挑戦させられた身だからね。彼には俺のような思いをしてほしくないと思ってたけど、彼が欲しいって言うんだったらじゃあかけようよ。かける意味はあるからね。まあ、とりあえずそんなところですかね。あとはリング上でも言った通り、『BEST OF THE SUPER Jr.』真っ只中ですから、俺の話なんかよりもBUSHIの話を聞くことが大事でしょう。ということで、あとはBUSHIにお任せします。アディオス!」

引用記事:新日本プロレス公式

・・・この一連の流れの中で「ベスト・オブ・スーパージュニア25」を尊重する姿勢、試合中も一歩下がって闘う姿勢、非常に好感が持てます。

でも、私的には、クリス・ジェリコから「やられっぱなし」で6月9日の大阪城ホールを迎えるの?と言いたい。

2018年1月5日、後楽園ホール大会でいきなり襲撃され・・・

5月4日:福岡国際センターでは、退場時、客席からいきなり襲撃され・・・

挙句の果てには、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのデザインをパクったTシャツがバカ売れされ・・・もちろん、クリス・ジェリコは、ツイッターフォロワー数300万人と世界的に有名で、絡むことが出来るだけでも幸せなことかもしれない。

でも、プロレス界ナンバー1の選手だぜ!内藤哲也は!

もし、ベスト・オブ・スーパージュニア25のシリーズを待って行動を起こすものなら最終戦は6月4日になるので9日まで5日間しかない。

何が出来る?

内藤哲也の今のスタイルは「待つ!」だけかもしれない。でも、クリス・ジェリコに対しては、「何もダメージ負わずに帰れると思うなよ。」とまで言った。

・・・これは、6月9日:大阪城ホールでの試合の話かもしれない。

けど、けど、けど・・・

私的には、あの時の「行動力」を魅せてほしいものだ。

そう、シンガポールにいる木谷氏に会いに行ったみたいに・・・

シンガポールで実現!内藤ついに木谷オーナーに直談判

最後に。

内藤哲也の言葉・・・「『BEST OF THE SUPER Jr.』真っ只中ですよ?」・・・は、非常に心に響く、そして、内藤哲也らしい言葉。

しかし、逆に、高橋ヒロムはこのように考えているのではないか?

内藤さん~、気を使わないでくださいよ、もっと、もっと、もっと、もっと、もっと、楽しんでくださいよ・・・と。

今日発売の週刊プロレス、高橋ヒロムが初の表紙を飾った。これは師弟関係としては嬉しいことかもしれない。

けど、現在のベスト・オブ・スーパージュニア25・・・高橋ヒロムが完全に「顔」となっている今、「何もしない、出来ない」内藤哲也にメリットは少ないと思う・・・あるとしたら「見守る」ことくらい。

きっと、我々ファンが求めることは「相乗効果」、高橋ヒロムが目立っている今、見守る姿勢も大事だし共感は得られると思うが、ここで内藤哲也が「前」に出てくることで、さらに高橋ヒロムにエンジンがかかるのではないか?

もし、その展開に持ち込めれば、さらに上を目指せるに違いない。

5月29日には「Numberプロレス総選挙2018」の結果が発表される。現在、第2位の内藤哲也に勝機があるのであれば、「行動力」あるのみ。

映画『パパはわるものチャンピオン』予告編が公開された。

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