日 (2017.9.9) に更新された東スポwebの記事。

石井智宏は、内藤哲也についてこのように語っている。

目次

【新日本】石井智宏が内藤をバッサリ“お前はレスラー仲間に人気ないぞ”

新日本プロレス10月9日両国国技館大会で来年1月4日の東京ドームIWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦に出陣する石井智宏(41)が8日、現保持者でG1クライマックス覇者の内藤哲也(35)を一刀両断した。対戦を要望された立場にもかかわらず、決定後に難癖をつけられる不条理にも、石井は揺るがない信念を貫く構えだ。

石井はG1覇者の指名を受けて権利証争奪戦への出陣が決定。内藤に2連勝している実績がチャンスを呼び込んだ。

ところが手練手管の制御不能男からは、対戦決定後も心理戦を仕掛けられている。

他に立候補者が現れれば再考することや、挑戦者が権利証を欲しないのならば無理に防衛戦を行う必要がない…などと主張され、石井は「真意」の明確化を要求されているのだ。

これに対し石井は「アイツが俺との対戦要望を口に出したんだろ。やりたくないならやらなくてもいい? だったら最初から俺の名前を出すなという話。他に名乗り上げたヤツいねえだろ」と断言。

すでに団体が防衛戦を義務付け、保持者が石井の名を挙げて、他候補者は不在という3つの条件が揃っている。この期に及んで石井がさらにへりくだって挑戦を要求する必要性はない。

そもそも内藤が他候補者を公募しているにもかかわらず、G1覇者の証明にして年間最大興行のメーンイベントへの切符を争う戦いに誰も加わろうとしない現状はある意味で奇妙だ。石井は「ファンの支持を得ているのかもしれないけど、俺らレスラーには響くものがない」と内藤本人に問題ありと指摘。「堂々としてりゃいいのに、ゴチャゴチャ言ったり(IC王者時代にベルトを)投げ捨てたり、何のためにやってるのか見えてこない。だったら貫けよ。(必要ないと言ったはずのベルトを)好きなプロ野球選手と写真撮るために持ってったり、主張が見えてこない」と、時として筋が通らない制御不能男の言動が、レスラー間で評価を落としていると正論を突き付けた。

一度決まった試合には脇目も振らず全力を尽くすのが、石井のポリシーだ。「(東京ドームのメーンという)アイツの夢をぶち壊すのは楽しみかな。俺の名前を出した時点でその道は終わり」と豪語し、史上初の権利証移動に自信をのぞかせていた。

引用記事:東スポweb

そもそも、石井智宏の言う「お前はレスラー仲間に人気ないぞ」とは?同ユニットのケイオスの中で人気がないことなのか?

まぁ、現実問題、レスラーから人気がなくともファンの支持を得ている以上、どちらの行動・発言が正しいのか?ってことなんですけど。

かつて、同業者からの支持を得ているがお客様から支持を得ることが出来なくて悩んでいたアスリートが存在します。

そう、

今、タレントとして頑張っている武井壮である。

武井壮の経歴

  • 大学生時代に陸上の十種競技で日本チャンプ(100m走ベスト記録の10秒54は2015年まで、十種競技・100mの日本最高記録)
  • 高等学校教員免許(社会科・商業科)を取得
  • 特待生としてアメリカにゴルフ留学してプロ級のゴルフの腕前(ベストスコア69)
  • 台湾でプロ野球チームのトレーニングコーチ
  • スポーツトレーナー(陸上、競輪、プロゴルファー、プロ野球)
  • 本気でプロ野球選手になることも目指すが、32歳でプロテストをさせてくれる球団がないことで断念
  • 2004年頃から2013年まで家なし生活(寝場所は実家か友人の家かホテル)
  • 2006年3月19日にスポーツバーで、犬用ガムを噛んで顎を鍛えている所をピエール瀧に「発見」され、同年5月より瀧と森山直太朗がMCの木曜日に準レギュラーとして芸能界デビュー

武井壮の経歴を見れば素晴らしいと感じるが、ピエール瀧に出会うまでは悩んでいたことも様々な媒体で取り上げられている。

また、武井壮の名言にもその悩んでいた時期のことが記されている。

公園で1人で世界記録出しても価値は無い。。努力して記録伸ばすだけでは価値は生まれないという事。。。トップレベルでなくとも1億人が見ればとてつもない価値を生む。。だがいつまでも同じレベルの競技を見せれば飽きられる。。多くの人に進化や成長を楽しんでもらうのがスポーツの価値だと思う。。

スポーツ何かひとつに絞ってたらすごい功績残せたよね。。って言われるけど。。ひとつのスポーツに功績残すのが目標じゃねえんだよなあ。。スポーツも仕事も遊びも旅も。。地球は楽しすぎるから。。オレは世界で1番地球を楽しんでやろうと思う

何も上手く行かない時期があった。。でもそうじゃなくて何も上手くできない時期だった。。思った通りに自分を操る事ができる身体を持ってたけど、楽しむ事、楽しんでもらう事を本気で考えてなかったからできなかった。。誰かに楽しんでもらわなきゃ価値がないと気付いてから少しづつ成長できたと思う。

ピックアップすると・・・

  • 公園で1人で世界記録出しても価値は無い。
  • ひとつのスポーツに功績残すのが目標じゃねえんだよなあ。
  • 思った通りに自分を操る事ができる身体を持ってたけど、楽しむ事、楽しんでもらう事を本気で考えてなかったからできなかった。。誰かに楽しんでもらわなきゃ価値がないと気付いてから少しづつ成長できたと思う。

武井壮の名言を含め、私の考え方で物事を語るのであれば、石井智宏は素晴らしいレスラーだし、レスラー間の中で支持は高いのかもしれない。また、石井智宏の試合を見ても「おもしろい」とは思う。

けど、試合を見て面白いことが観客増加につながるかといえば別問題。

近々で言えば、やはり「G1・愛知大会」がすべてではないだろうか?

新日本プロレスが愛知県で試合を行うと会場は札止めにはならなかった。しかし、今回の「G1」では、初めて?札止め(6,327人)になった。

そのメインで勝利したのは、石井智宏だった。

だが、試合終了後のマイクを放棄。

無言でリングを後にした。

それが、石井智宏のスタイルと片づけてしまえば話は終わってしまうが、正直、満員札止めになった理由を1つ挙げるとしたら、内藤哲也の勝利からの「デ・ハ・ポン大合唱」ではないだろうか?

つまり、ファンは内藤哲也のマイクを期待して会場に訪れたが、石井智宏が勝利してしまった・・・

石井智宏自身、その内藤哲也支持で札止めになったと心のどこかで感じていたのではないだろうか?

だから、最後のマイクでしゃべらなかった?

しゃべることが出来なかった?

納得がいかなかった、悔しかった。

何度も言わせて頂くが、石井智宏は素晴らしいレスラーだし、試合を見ても面白いと思う。そして、レスラー間で支持があると思う。

しかし、会場にお客様が存在しなければ意味がない。

まるで、「公園で1人で世界記録出しても価値は無い。」と一緒なのである。

最後に。

2017.6.11 大阪城ホール大会。

内藤哲也 vs 棚橋弘至の「IWGPインターコンチネンタル選手権試合」が行われた。

内藤哲也が前哨戦で魅せた数々のパフォーマンス・・・ベルト破壊など。

約半年前に行われた東京ドーム大会で、同カードが行われ、棚橋弘至から勝利した内藤哲也は「世代交代」を印象付けるパフォーマンス、棚橋弘至の胸に拳を付け、最後には一礼。

「また、棚橋弘至???」

ファンは「2017.6.11 大阪城ホール大会」の棚橋弘至の挑戦に納得していなかった。

しかし、大阪城ホール大会は、メインを食う勢いで注目が集まった。それは、内藤哲也がこのファンが納得していない「リマッチ」を盛り上げたからだ。また、棚橋弘至が「小僧」と言い放ったのも印象的。

youtu.be

内藤哲也が棚橋弘至に求めていたこと。

それは、盛り上げることも1つの理由かもしれないが、1番の目的は「インターコンチネンタルベルトが心の底から欲しいのか?」ということ。

今の石井智宏に示してほしいことは、「東京ドームメインに立てる権利書が心の底から欲しいのか?」ということ。

つまり、内藤哲也の主張は一貫している。

心の底から欲しいなら声に出して「はっきり」と言え!という事だろう。