日本プロレス公式サイトにて、現IWGPヘビー級チャンピオン、2019年1月4日:東京ドーム大会のメインイベントに出場するケニー・オメガのインタビュー記事が掲載された。

このインタビュー記事を読むと分かるのだが、
ハッキリ言って「突き抜けている」。

ケニー・オメガインタビュー箇条書き

  • お尻を丸出しにしてペンペンしてやりたい
  • だけど、いまでもファンからは棚橋の貢献度ばかりがネタに上がるだろ?
  • みんな彼のことを「かわいそうだな」と思っているんじゃないのか? あの落ちぶれた救世主に対してさ。
  • タナハシは「ボクのほうが正しいんだよ」って、洗脳するように布教してきたわけだ。「15年前だってボクが新日本を救ったんだから、信じてくれるよね?」って。未だにそういう布教を続けているわけ。アホか!
  • 動きも凄くスローモーションに見えたよ(笑)。あの試合を見て、「(日本語で)スゴイ!」って思えばいいのかい? べつにスローモーションをやってほしければ、俺もできるけどね。
  • ニュージャパンの高齢者のファンも一丸になってタナハシを応援しようと思って見ていたと思う。ただ、やっぱりいたるところでタナハシからはニセモノのオーラが出てきちゃっていたね
  • もの凄く全力でがんばるオッサン
  • チャンピオンであることやエースであるということがそんなに重要なのか?
  • タナハシのような普通の人間が、神(ヘラクレス)と対峙したとき、人々は弱い者に味方する。



完全に、東京ドーム大会の対戦相手である棚橋弘至のことを「これでもか!」と言わんばかりにコキ下ろしている。

また、東京ドーム大会の構図として・・・

ケニー・オメガ=ヒール

棚橋弘至=ベビーフェイス

まで、完全に作り上げている。

思惑通り事が進めば、東京ドーム大会での歓声は棚橋弘至に集まるだろう。

しかし、私的には、このケニー・オメガの行動そのものこのように考えてしまう。

99人から嫌われる戦略。

近年の新日本プロレスを見ている人なら分かると思うが、ケニー・オメガの功績は非常に素晴らしい。

東スポ「プロレス大賞」年間ベストバウトを2年連続で獲得し、オカダ・カズチカとの対戦は、世界的にも注目を集めた。

普通のレスラーであるならば、この人気・功績・歓声を維持、もしくは、もっと欲しい!と思うだろう。

しかし、ここに来てさらに嫌われようとしている覚悟。

これは、当たり前のビジネス理論でもあるのだが、人は100人全員から好かれたいと思う生き物だ。

しかし、現実問題そんなの不可能。

なぜなら、行動そのものが薄っぺらくなり八方美人になってしまうからだ。

だから、99人に嫌われる行動そのモノに答えがある。

数字で考えれば分かること。

日本人の人口が1億2千万人。

この「1%」は120万人である。

もちろん、日本人全員がプロレスファンではない。

しかし、120万人の「1%」が仮にケニー・オメガのファンだと考えると、それだけでも「1万2千人」。

後楽園ホール大会をケニー・オメガの「熱狂的ファン」だけで6回も超満員札止めが可能なのだ。

・・・きっと頭の中には、この「1万2千人」という数字あると思う。

また、1万2千人でなくとも、この中の半分でも1,000人でも自分の「熱狂的ファン」になってくれれば、ビジネスが成り立つことも知っている。

だから、棚橋弘至に対して「突き抜ける」言葉を発することが可能なのだ。

逆に、ケニー・オメガの言動や行動を見て、嫌いとしか考えられない人は、「99人に嫌われる」ことでビジネスが成り立つことを理解していないのだろう。

では、ありがとうございました。

【執筆:2018年12月22日】

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