かを得るためには何かを捨てる・・・

多くの人は、「変わりたい!」と思い、何かを得ようと行動を起こすのだが、現状あるモノをキープしながら得ると中途半端な結果になるので注意してほしい。

単純に考えると分かるのだが、頭の中に現状が「100%」と仮定するのであれば何かを得れば「120%」になる。

つまり、キャパオーバーとなる。

なので、最初に何かを捨て、頭の中を「50%」にしてからその開いているスペースに「50%」を入れればよい。

しかし、この「50%」も実は中途半端である。

これを内藤哲也理論である「0か100」に当てはめれば「50%」が如何に中途半端な数字であることが分かるだろう。

・・・なぜ、急にこの記事を書いたのか?

私は、たまに以下の動画を見ることがある。

この動画の中で、BUSHIはこのように話している。(13:55~)

ある程度覚悟はしていた。

これでダメだったら引退しよう。

詳しいことは、動画を見ていただければ分かるのだが、あの時のロスインゴベルナブレスは、内藤哲也・EVILの2人で、まだまだ発展途上だった。

そこで、BUSHIが「ダメもと」で内藤哲也に頭を下げた。

つまり、今まで積み上げ来た本隊での「財産」をすべて捨て、内藤哲也の胸に飛び込んでいったのである。

この行動・・・

はたから見れば、「単なる人気に乗っかりたかったんでしょ?」とも捉えられるわけだが、そんな浅い考えでは片づけられない。

もし、内藤哲也のユニットがコケたら、もう、新日本プロレスにはBUSHIの居場所はないからである。

なぜなら、本隊から裏切ったのだから・・・

1人の人間にかけてみる人生。

それも、選択肢の1つ。

でも、そこには「100%」捨てる覚悟があったからこそ、内藤哲也の心に響いたことであり、これが「もし、ダメだったら本隊に戻る」という選択肢である「保険」をかけていたら内藤哲也は断っていたかもしれない。

また、この動画で内藤哲也はこのように話している。(12:45~)

突き抜けられなくて

これ以上「上」に行くためには

どうしたらイイのか?

そう考えながらメキシコに行き、ロスインゴベルナブレスに出会った。

そして、結果的に「制御不能」というスタイルを得て、今までと「逆の行動」を起こしたことで人気が爆発した。

もしここに「保険」をかけていたら、まず、失敗していただろう。

私が、ここで強く言いたいことは・・・

BUSHIが内藤哲也に頭を下げた、

内藤哲也は逆の行動を起こした・・・

これは、どちらも「捨てる」覚悟を「先」に選択した上での行動なのである。

つまり・・・

内藤哲也にお願いしよう・・・とBUSHIは考え、その時点で財産を捨てる決意をしてた。

これ以上「上」に行くためには・・・とメキシコに行く前から「突き抜けるためには?」という「?」が内藤哲也の頭の中にあった。

このことから、「何かを得るためには何かを事前に捨てる」という答えが導き出されるのでは?と記事にしてみました。

ちなみに・・・私も、この動画を見るたびに「この行動は50%だよな?」と思うときもあり、「100%にするためには?」とか考えます。

まぁ、これも想像の話になりますが、あなたの人生に役が立てれば嬉しい限り。

では、ありがとうございました。