2017.11.23:兵庫・神戸サンボーホールで行われたメインイベントに、2018年1月・東京ドームで「IWGPヘビー級ベルト」をかけて闘うオカダ・カズチカと内藤哲也が「3対3」のタッグ戦でリングに登場。
試合結果は、オカダ・カズチカ率いるケイオス側が勝利。
そして、最後のマイクはオカダ・カズチカが占める形となったが、新日本プロレス公式を見る限り、逆転現象が起きたようだ。
オカダのマイクアピール
3つ、言わせてください。
一つ!
1・4東京ドーム、ジュニアヘビーのベルトは、オスプレイが獲ります。
二つ!
IWGPヘビー、内藤さん?、オカダ?
(ここで会場から『内藤』コールが起こる。それに対抗して『オカダ』コールも起こるが、『内藤』コールを上回る大きさにはならず)
『内藤』コールの方がデカいようだから、俺(のマイク)はもういい
(※と言ってマイクを置く。すると、『オカダ』コールが発生。気を取り直してマイクを拾い上げたオカダ。しかし拾い上げた瞬間にコールが鳴りやむ)。
終わりか?
俺のコールは終わりか?
(※先ほどより大きな『オカダ』コールが沸き起こる。会場を見渡したところで、退場口の方向にまだ引き揚げていない内藤がいるのを発見する)。
内藤さん、知らなかったですよ、そこにいたの。すいません、無視しちゃって。しっかり、みんなの『オカダ』コール、聞いてくれました?
(※観客から『内藤!』の声が飛ぶが、それを無視して)
ま、わかってるよ、東京ドームで……。
三つ!
特にありません。
というわけであとは外道さんにしゃべってもらいます」
引用記事:新日本プロレス公式
会場の声を聞き、そして、オカダ・カズチカの一連の行動。
一見、歓声がオカダに集まらず、そのまま主張を突き通すのかと思いきや、「内藤哲也の歓声が大きい」ことを素直に認め、そして、マイクでそれをお客様に伝える・・・
普通に考えたらありえない行動。
でも、我々ファンとしては凄く「共感」が持ててしまう。
・・・なんか、プロレスラーって頑なに自分の主張を突き通すのが当たり前の行動の中で、オカダがとった行動はある意味新鮮。
そして、内藤哲也もオカダ・カズチカに対して素晴らしいコメントを残している。
内藤哲也のコメント
内藤「今シリーズ、5回目の東京ドーム前哨戦、やっと、オカダ勝つことができたね。
やっと試合後のマイクを、握ることができたね。
でもさ、今日の会場のお客様の反応、聞きましたか? あんまりオカダを求めているお客さんは、いないんじゃないの!?
俺の耳にはそう聞こえたけどね。
かつて、俺にとってオカダは巨大な敵だったよ。どうやったら彼に並べるのか!? 彼を超えられるのか!? まったくわからなかった。でも、4年経っていまは、逆転してしまったんじゃないの!?
いま彼は、俺の存在の巨大さに、ビビっちゃってんじゃないの!?
まあ、ドームまでまだ1ヶ月以上ありますから、チャンピオンとしての責任をまっとうしろよ。
1月4日東京ドームでラクにしてやるぜ、オカダ。まあその日まで、トランキーロ、あっせんなよ。アディオス」
引用記事:新日本プロレス公式
感じ方は人それぞれ・・・
私には、「かつて、俺にとってオカダは巨大な敵だったよ。どうやったら彼に並べるのか!? 彼を超えられるのか!? まったくわからなかった。」を見る限り、もしかしたら、2018年1月の東京ドーム大会でより濃い「感動」をもらえるようなストーリーが出来上がる・・・そんな予感がしてきました。
今週号の週刊プロレスで「棚橋弘至のドラゴンノート」に書いていたのですが・・・
棚橋「言葉足らずくらいがいいんですよね」
つまり、オカダ・カズチカの行動を棚橋弘至理論で考えるのであれば、例え、内藤哲也のコールが大きくても無視となる。
でも、オカダは素直に口にした・・・
『内藤』コールの方がデカいようだから・・・と。
上手く説明できるか分からないが簡単に説明すれば「時代は動いている」、それに対してオカダは受け入れて素直に時代を掴んでいる・・・
決して棚橋弘至の批判をしているわけではないが、人間40歳を過ぎると頭が固くなる、新しいことを受け入れるスピードが低下するという持論を私自身が持ち合わせていることから、オカダの柔軟性に星3つを上げたい!
あとは、このまま前哨戦で濃すぎるストーリーを更に作り上げてもらい、我々ファンに感動を与えてほしい・・・2人には www